「故人はキリスト教式を希望していたけれど、親族から反対されている……」
「親族の中にキリスト教に馴染みのない人が多く、理解してもらえるか不安……」
このようなご相談をいただくことがあります。
大切な方とのお別れだからこそ、ご家族それぞれに故人への想いや考えがあります。
特に、故人は教会に通われていた一方で、ご親族はキリスト教に馴染みがないという場合、「本当にキリスト教式でいいの?」という戸惑いが生まれることもあります。
しかし、親族の「反対」の背景には、キリスト教そのものへの反対ではなく、「よく分からないことへの不安」がある場合も少なくありません。
「知らないから不安」という気持ち
キリスト教葬儀に馴染みのない方にとっては、
「焼香はしないの?」
「献花ってどうやるの?」
「祈りの時間は何をしていればいいの?」
など、分からないことがたくさんあります。
何をすればいいのか分からない状態が続くと、「一般的な葬儀のほうが安心なのでは」と感じてしまうのも無理はありません。
だからこそ、まずはキリスト教葬儀がどのようなものなのかを知っていただくことが大切です。
キリスト教葬儀は、決して難しいものではありません
初めてキリスト教葬儀に参列する方には、学校の卒業式をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。
もちろん宗教的な意味合いは異なりますが、式次第に沿って進み、皆さんで讃美歌を歌ったり、牧師先生のお話を聞いたり、故人を偲ぶ時間を過ごしたりします。
学校でいう校歌が讃美歌、校長先生のお話にあたるものが牧師先生のお話、と考えると、初めての方にも式の流れをイメージしていただきやすくなります。
細かな作法や進め方は教派や教会によって異なりますが、「キリスト教葬儀だから難しい」と身構える必要はありません。
ご親族にも分かりやすくご案内します
ご親族にキリスト教葬儀への不安がある場合は、当日の流れを分かりやすくお伝えすることも大切です。
たとえば、
- 献花の流れを簡単に説明する
- お祈りの時間は、静かに故人を偲んで過ごしていただけることをお伝えする
- 初めて参列される方にも分かるよう、進行をご案内する
といった配慮によって、「何をすればいいのか分からない」という不安を和らげることができます。
「知らないから不安」という気持ちが、「流れが分かったから大丈夫」に変わることもあります。
まずはお気軽にご相談ください
ご家族それぞれの考え方や、ご親族との関係性は一つとして同じものはありません。
だからこそ、決まった答えを当てはめるのではなく、そのご家族にとって最善の形を一緒に考えることを私たちは大切にしています。
もし、
- 親族の意見がまとまらない
- キリスト教式に理解を得られるか不安
- 教会への配慮と家族の気持ちの両方を大切にしたい
そのようなお悩みがありましたら、お一人で抱え込まずにご相談ください。
【ご相談前に分かる範囲でご準備いただきたいこと】
- 故人が通われていた教会名(分かる場合)
- ご親族の中で心配されていること(分かる範囲で)
- 現在決まっていること(ご安置先・ご希望の日程など)
詳しく決まっていなくても大丈夫です。状況を伺いながら、一緒に整理していきます。