クリスチャンサービスのお葬式

ご葬儀の打ち合わせは、お話(思い出)をお聞きすることに時間を割いております。
あなたの想い、たくさんお聞かせください。

 一見、季節の飾りと思われるかもしれませんが、ご遺族と故人との思い出をご参列のの皆様と分かち合うために、祭壇と記帳所に置きました。

 私どもは、ご遺族とする打ち合わせには、平均して2~3時間かけてじっくりお尋ねします。

 一般的には、松竹梅のご葬儀祭壇セットプラン、打ち合わせを30分から1時間でご案内する葬儀社が多いなかで、私どもは、ご遺族のご要望に合わせたご葬儀をご提案し、司式者とオーダーメイドでお別れを作り上げてまいります。お一人お一人が、異なる人生を生きてこられたように、一つとして、同じご葬儀にはならないと考えております。そのためには、何か一つでもお気持ちにそえるプラスアルファをお話の中で見つけられたらという気持ちで伺っております。

 ご要望だけでなく、故人との思い出もお尋ねいたします。ドライアイスの交換などでご自宅へお邪魔した時に、お話を伺うこともあります。思い出を語りながら、時には涙を流し、冗談を言って笑顔を見せてくださる方もおられます。初対面の私どもにどうしたら心委ねていただけるか、担当者は、日々、傾聴スキルの研鑽に励んでおります。
 伺ったお話からヒントを得て、生花のアレンジの方法を変える提案をしたり、飾る小物を用意して、ご遺族と参列された方々とが、思い出を分かち合い、それがお慰めの一助となればと、願っております。 

 今回は、たくさん伺ったお話の中から、ご遺族の思い出にちなんで、いが栗を用意いたしました。

 今年、二度上陸した台風で売り物にならず、市場に出回っている栗が少ない中、仕入れの担当者が、早朝から手配して届けてくれました。栗にまつわる思い出を場内でご案内し、ご参列の皆様と思い出を分かち合うことができました。

 ご遺族から「わがままばかり言って、ごめんなさい」とよく言われます。
わがままとは決して思いません。私どもにとっては、光栄なことです。嵐のような揺れ動く感情の中で、私どもを信頼し、委ねてくださる証だと思うからです。(2019年11月13日)

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